
令和7年5月29日に第116回「労働政策審議会 労働条件分科会 労災保険部会」が開催され、主に次の2点が審議されました。
◆労災保険給付の上限・下限見直し
「労働者災害補償保険法施行規則」および「特別措置法施行規則」の一部改正案が諮問され、答申されました。その中では、介護(補償)等給付における支給限度額の引き上げが焦点です。常時介護の場合は、月額177,950円→186,050円に、随時介護の場合は88,980円→92,980円にそれぞれ改定予定とされています。これは令和7年8月から施行予定です。一方、最低保障額(常時85,490円、随時42,700円)はすでに令和7年4月に改定済みです(資料に基づく)。
◆特定フリーランスの労災加入ヒアリング
特定フリーランス事業の「特別加入団体」についてのヒアリングが行われました。これは、働き方の多様化に対応し、フリーランスにも労災加入の門戸を広げる取り組みの一環とみられます。
この部会では、省令の改正案を受けて妥当とする答申が行われ、8月以降の給付限度額引き上げが承認された形です。
■第116回労働政策審議会労働条件分科会労災保険部会資料|厚生労働省HP(別のウインドウが開きます)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58301.html
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