
厚生労働省は、令和7年度予算における「賃上げ」への重点支援策として、8種類の助成金制度を「支援助成金パッケージ」として取りまとめました。その主な目的は以下の3点です:①生産性向上のための設備投資を支援、②正規・非正規間の処遇改善、③スキル向上やキャリア転換を伴う賃金引き上げの促進。
◆主な助成金制度
・業務改善助成金
中小企業が事業場内最低賃金を引き上げつつ業務効率化のため設備投資を実施すると、その費用の一部(最大600万円程度)を助成。
・キャリアアップ助成金(正社員化・賃金規定改定コース)
非正規社員の基本給を3%以上増額し規定化すれば、1人あたり最大7万円、中小企業では昇給制度策定への加算もあり。
・働き方改革推進支援助成金
外部コンサルや設備導入を通じて残業削減や年休促進へ取り組み、賃上げも行えば、最大360万円の加算が可能。
・人材開発・確保・産業雇用安定等の助成金
職業訓練を行い、受講後に賃上げすると訓練コストや賃金助成されるほか、採用困難者・中途採用・出向などに対する手厚い支援が含まれています。
このパッケージは、生産性向上・人材育成・正規非正規格差是正など、多面的に「賃上げ」を後押しする狙いがあります。中小企業にとっては、新たな投資と処遇改善を組み合わせて国の補助を得る好機であり、条件に合う複数の制度を組み合わせて活用することが推奨されます。
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